ディーン・フジオカだけが知る、長瀬智也のお茶目な一面とは?!熱い男たちが夢の共演! - girlswalker
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ディーン・フジオカだけが知る、長瀬智也のお茶目な一面とは?!熱い男たちが夢の共演!

累計170万部を突破した大ベストセラー小説「空飛ぶタイヤ」が同タイトルで映画化。池井戸潤作品の初の映画化として注目を集めています。

ある日突然起きたトレーラーの脱輪事故。整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、車両の欠陥に気づき、製造元である大手自動車会社のホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)に再調査を要求。突き止めた先にあったのは、大企業の“リコール隠し”という真実でした。

girlswalkerでは、赤松運送の2代目社長・赤松徳郎を演じた、主演の長瀬智也と、赤松と対立することになる大手自動車会社・ホープ自動車に勤める沢田悠太を演じたディーン・フジオカにインタビューを敢行。同作が初共演となった2人に、お互いしか知らない意外な一面や、それぞれが思う「役者」や「正義」についてなど熱く語っていただきました。

「同年代だから、グッと近づけた」

―今回初共演だということですが、お互いの印象を教えてください

長瀬智也(以下、長瀬)「音楽をやっていることは知っていたし、自分が想像していた通りの人でした。好青年の部分ももちろんありますし、でも、どこか遊び心があると言うかね。それがちゃんとお芝居や音楽にも感じられて、同世代の男だなという、ホッとした感はありました」

ディーン・フジオカ(以下、ディーン)「初めて会ったときにカリフォルニアの空のように気持ちのいい人だなと思ったんですけど、その印象はずっと変わっていないですね」

―お2人だからこそ分かるお互いのいいところを教えてください

長瀬「止まんないですよ?褒めちぎりますよ?(笑)。同年代ってのは一番大きいですね。お互いにバックボーンはあるけど、同年代っていうのでぐっと近づけるっていうのはありますよね」

ディーン「メタリカ(1981年に結成したアメリカのヘヴィメタルバンド)とか」

長瀬「そうそう、音楽もね。一緒に演技していると、何も言わなくても通じるものがけっこうあって。そういう人に出逢えることってなかなかないので、一緒に仕事が出来たことは嬉しかったです」

ディーン「あの景色を見たのは僕とメイク部の方だけなんじゃないかというエピソードが1つありまして。スプレーで髪を固めるときに、液が顔にかからないようにフェイスガードをつけるんですが、長瀬さんがあるとき、スプレーでシューって吹きかけてから、パッてフェイスガードをつけたんですよ」

長瀬「そうそう、あのスプレーの霧からどう逃げるかっていうのに挑戦してたんですよね」

ディーン「お茶目な人だなって思いましたね。現場って、みんな仕事モードで『ちゃんとしなきゃ』って気持ちでいるからなかなかそういう人となりまでは見えないんです。『初めまして』『ありがとうございました』で終わっちゃうことが多いので。だからそういうハプニングが自分の前で起こることが嬉しいわけですよ。先程長瀬さんがおっしゃっていたように、同年代というのも大きかったですね。僕は10代の頃からいち視聴者として、いろんな結果を出して、ずっと挑戦し続ける長瀬さんの姿を見てきたので、今こうして隣にいることも、長瀬さんについて話をさせてもらってることも光栄です。かっこいい先輩にちょっと近づけた、みたいな」

長瀬「僕はメイクさんから、待機部屋がカラオケルームだったとき、(ディーンさんが)ガンガン歌ってたって聞いて、最高だなって思いました。そういうメリハリって大事ですもん」

―息抜きのためにではなく…?

長瀬「ではないんですよね、ただ自分が楽しむために歌ってるんですよ(笑)。場を和ませるために盛り上がるのも有り難いんですけど、彼はそういうんじゃないんですよね。これが素の“おディーン”なのかなって(笑)」

ディーン「待ち時間にちょうどカラオケがあったので3曲ぐらい入れちゃいましたね」

長瀬「普通にカラオケ行っても最初に歌うのってちょっと嫌でしょ?そこを先陣きっていくところが最高ですね」

ディーン「途中でメイクが終わった中村(蒼)くんが入ってきて、歌う?って聞いたら、『僕は聴いてます』って言ってじっと聴いてくれてて…あれ苦痛だったと思うなぁ…(笑)」

正義とは、自分自身が感じて貫き通すもの

―今回の作品は、いろんな人がそれぞれの正義を持って生きてると思うのですが、お2人にとって正義とは?

長瀬「生きていく上で、あえて言葉にするものでもないと思いますね。自分にとってそれが正義かどうかは自分にしか分からないことで。自分が思って、感じて、突き進むために内側に秘めておくべきものなんじゃないですかね」

ディーン「自分にとっての一貫性みたいなものなのかなと思いますね。英語になっちゃうんですけど“インテグリティ(誠実、真摯、高潔などの概念を意味する)”という言葉が自分にはしっくりきます。どれだけ自分に対して筋が通せるか、一貫していられるか。それが状況や相手によって変わるのは僕は良くないことだと思うんですよね。立方体みたいに、こっちの面はこうだけど隣の面は違う、とかじゃなくて、1つの球体みたいに、どこから見ても同じでなきゃだめなんじゃないですかね」

―今回の作品の中で起こった出来事の大きなきっかけの1つが実名での内部告発。これは、匿名で自分の意見が自由に言えてしまう世の中に対するメッセージのようにも捉えられますが、表現者としてお2人はどう考えますか?

長瀬「そもそも、なんのしがらみもなく生きられる社会であれば、匿名だとか実名だとかっていうのは問題にならないわけで。人間関係とか、お金とか、仕事とか、目に見えないものが物事を複雑にしてしまっているんでしょうね。でもそれはみんな分かっていると思うんですよ。だから僕は、自分に対する美徳を大事にすべきだと思います。匿名でしか物を言えないのは、もしかしたら社会がそうさせてしまっているのかもしれないですよね。だからこそ、名乗った上で自分の考えを言うことで、沢田に出会えた赤松のように『こんなやつもいるのか』って足を止めてくれる人もいるかもしれない。それが生きていく上での励ましや、少しの喜びに変わって、大事なものを守る強さになっていくんでしょうね」

ディーン「匿名の相手がどんな人か想像してしまいませんか。家の中にいる時間が多いのか、アクティブに動き回ってるのか。豪華ヨットで沖の方へ行ってパラソルの下でネットに文句を書き込んだりしてるのかな、とか(笑)。1度面と向かって、腹わって話してみない?って言いたくなっちゃいますね。『で、実際はどうなの?あなたは誰なの?』からスタートしたいです、できれば」

長瀬「まぁでも、人前に出る仕事をする僕らからしたら、厳しいお言葉は『こういう風に思う人もいるんだ』っていう参考資料にもなるので、一概には言えないですけどね」

ディーン「その人がどういう環境にいるか知りたいですよね。そうすれば『そういう背景があるからそう思うのね』って納得できるかもしれないし」

長瀬「分かった!(指をパチンと鳴らしながら)多分すごくシャイなんだよ!」

ディーン「(笑)」

2人が役者として大事にしていることとは?

―今回の作品において赤松も沢田もそれぞれ己のポリシーを持って闘いに挑むわけですが、ご自身が仕事をする上で大事にしていることはなんですか?

長瀬「人間味ですね。僕らのやってる仕事って、人間じゃなきゃできないので」

ディーン「そうですね、AIじゃできないですもんね(笑)」

長瀬「まだAIには人を泣かす曲もストーリーも作れないじゃないですか。時代はどんどん進歩していますが、その中で人間ががむしゃらにやってるのってグッとくるものがありますね。新しいカフェもいいですけど、純喫茶もいいじゃないですか。そういう人間にしかない温かいものを大事にしています」

ディーン「自分の役に共感することって大事ですよね。自分自身というフィルターを通して表現したときに、共鳴することがあるかもしれないですから」

「家族平和は、世界平和」

―赤松にとって家族というものは大きな支えだったかと思うのですが、長瀬さんは演じてみて家族についてどう思われましたか?

長瀬「独身の僕からしたら、奥さんがいて子供がいて家があるっていう赤松家はとても素敵ですし、羨ましくみえますね。実際に撮影をしていても、奥さんから言われる一言が赤松にはすごく響いていたんだなって思いました。それはすごく大きな愛であり、救いであったわけで。この作品においては家族のシーンって少なかったんですけど、赤松にとってはすごく大きな存在だったと思います。そのことに日本中の所帯を持つ人は気づくべきなんでしょうね」

ディーン「家族平和は世界平和ですからね」

長瀬「そうですよ、僕なんて猫しかいないんですから(笑)」

ディーン「沢田を演じてて、独りってほんと寂しいなって思いました(笑)。1人でピーナッツ食べながら企画書書いたり…これ毎日続いたら滅入るなって思いますよ(笑)。僕も家族にはたくさんエネルギーをもらってるので、家族平和は世界平和ですよ、やっぱり」

2人が役者という仕事を通して感じる喜びとは?

―役者としてのポリシーはありますか?

長瀬「僕は演じる上で自分に課しているルールがあって、それは『自分が1番言いたいことがちゃんと伝わってるかどうか』。そのルールを守るためだったら手立ては選ばないです。例え選んだ手段が役者としてタブーだったとしても、『俺は役者じゃねぇ』って言って突き進みます。そこで妥協すると、今まで積み重ねてきたものを壊してしまう気がするので、このルールだけは曲げられないんです。それが自分のダメな部分でもあるんですけど、役者はいっぱいいるんだから、1人ぐらいこういうやつがいてもいいんじゃないかって思いながらやらせてもらってます。どういう風に見られているかの答えを探すなんて果てしないですよ、芝居も音楽も。年を重ねるほどそれは強く思います。役によって、カメレオンのように人格を変えてお芝居できる人が偉いとは思わない。それよりも、不器用に1つの役しかできないけど、言いたいことが言えてたり、伝えたいことがちゃんと伝えられてる人の方が、僕はパワーがあると思うし、僕自身そうありたいと思ってます」

ディーン「俳優って、自分の持てる力全部を使って、受け身で仕事するものだと思うんですよね。音楽はただただ自分ができることを、不器用にコツコツと直球にやり続けるっていうのに対して、俳優はそれまで自分が経験したこと全部を作品に注ぎ込んで、脚本家や監督が思う世界観づくりをお手伝いする感じですね。だから演じてみたい役も特になくて。その代わり、どんな役がくるのかなってドキドキワクワクするんです。『この役を演じたらどんな世界が待ってるんだろう』って。後はとにかく好きだから続けてます。好きじゃなきゃ続けられないですよ、効率悪いですもん俳優って(笑)」

長瀬「割に合わない(笑)」

ディーン「そう(笑)すごく肉体労働だし」

長瀬「意外に役者って現場仕事ですからね、工事でいったら」

ディーン「『こういう作品を世に出したい』っていう方のビジョンに惚れて、全力で作品に貢献する!みたいな」

長瀬「名曲に参加できる!みたいな感じじゃないですかね。そういうクリエイティブなことができる喜びは2人ともあると思います」

INFORMATION

『空飛ぶタイヤ』
6月15日(金)公開

《出演者》長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、岸部一徳、笹野高史、寺脇康文、小池栄子、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、ムロツヨシ、中村蒼
《原作》池井戸潤「空飛ぶタイヤ」(講談社文庫/実業之日本社文庫)
《監督》本木克英
《脚本》林民夫
Ⓒ2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

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