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YOSHIKI、大坂なおみ選手と同便帰国で思わぬハプニング
girlswalker編集部
X JAPANのリーダー・YOSHIKIが、2018年9月13日(木)、都内で記者会見を行った。会見では、待望のアルバムについてや、開催直前の大型ライブへの意気込みを語った。
作曲家、ソングライター、ピアニスト、ロックドラマー、X JAPANのリーダーとして活躍するYOSHIKIは、今や世界的なロックアイコンとして知られている。昨年公開されたX JAPANのドキュメンタリー映画「WE ARE X」も話題になり、日本のみならず、海外からも高い評価を得ている。
そんなYOSHIKIは今回、“重要な発表”として、11月12日(月)・15日(木)に東京国際フォーラムにて開催される自身の日本ソロ公演と、今月28日(金)~30日(日)に控えているX JAPANの幕張3daysライブの最新情報を発表した。YOSHIKIは、X JAPANのライブについて「大規模なものとしては8年ぶり。約10万人動員することになると思います」とコメント。
また、21年ぶりとなるX JAPANのアルバムのレコーディングを終えたことも明かした。早朝の便で羽田空港に到着したYOSHIKIは「アルバムの発売日は未定ですが、制作に10年もかかったアルバムのレコーディングが終わりました。レコーディングで2日くらい徹夜してからそのままここへ向かい、今朝、何時間か前に空港に着きました」と、タイトなスケジュールで日本にやってきたことを報告。
ちなみにこの日、偶然にもテニスの全米オープンで4大大会シングルスの日本勢初優勝を果たした大坂なおみ選手と同便だったようで、「(到着時は)バシッと決めていなくて、パジャマのようなものにジャケットを羽織っていたんですが、空港に大勢の方がいて驚きました」と話し、「そのときは(マスク姿で)“YOSHIKI”のスイッチをすぐに切ろうと思っていました」と思わぬハプニングに笑ってみせた。「全米オープンでの大阪さんの活躍についてどう思いましたか」とマイクを向けられると、「ちょっとトラブルはありましたけど本当に素晴らしかったと思います」と賞賛していた。
ドキュメンタリー映画「WE ARE X」、制作の想い明かす
X JAPANのドキュメンタリー映画「WE ARE X」については、「反響がすごかったです。あれを作るのはX JAPAN史上、最も難しい作業でした。これまでにもドキュメンタリーを作ってみないかという提案はありましたが、“過去の扉を開ける”というのをとてもためらっていましたから。自ら命を絶つという形で父を亡くし、TAIJI、HIDEというメンバーを亡くし、ToshIは洗脳されてしまい…など、さまざまなことがあったので。僕としては扉を閉じたままにしたいと思っていたんです。しかし、もしかしたら人の命を救うことができるかも、人の助けになるかもしれないと思って制作することにしました」と、反響を受けたことへの思いや、制作の経緯を説明。
「アスリート並みにケガが多いですが、現在の健康状態はいかがですか?」との質問が出ると、「2017年の5月に人工の頸椎を入れました。父を亡くしてから、どこか自殺願望のようなものがあったと思うのですが、自分の感情を解放する手段として、母が与えてくれたドラムセットを使っていました。すべてのエネルギーを発するので、当然激しく叩いてしまうのですが、ヘッドバンキングというのはしみじみよくないなと思っています。今はトレーニングも週に5・6日はやり、リハビリもやっています。しかしロックンローラーである以上はこの道を行くしかないとも思っています」と現況を知らせた。
また、豪雨災害や地震への義援金寄付などで積極的に取り組んでいる慈善活動の理由については、「痛みを抱えている人たちの気持ちが分かるので。たまに自分はなぜ存在しているのだろう、こんなロックンロールをやっていて何かの役に立つのだろうか、と思うときがあるんです」と返答。「少々自分勝手な考えではあるのですが、人さまを助けることで自分が生きていく糧にもなる。そう思って活動しています。慈善活動も日本の文化になればいいなと思います」と、内心を明かしていた。