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村上虹郎がこだわった山田涼介との“触発” 次世代俳優が魅せる憑依力

世界累計900万部を突破している“東野圭吾史上最も泣ける感動作”が待望の実写映画化。「Hey!Say!JUMP」のメンバーとして活躍しながら俳優としてもキャリアを重ねる山田涼介と名優・西田敏行の共演が実現した『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が9月23日(土)に公開される。

どんな相談にも真剣に考え答えてくれる雑貨店。そんな「ナミヤ雑貨店」に訪れた、たった一夜の優しい奇蹟。時を超えた手紙が、彼らの未来を変えた。夜の街を疾走する3人の青年たち。彼らが一夜を明かすために逃げ込んだ無人の空き家に、突然差し込まれた1通の手紙。慌てて空き家をあとにする3人だったがいくら走ってもなぜかまた同じ場所に戻ってしまう。この空き家がかつて多くの人を救った特別な雑貨店だったことを彼らはまだ知らなかった。そしてこの一夜が彼らの人生を変える"奇蹟"の一夜になることをーー。

 

今回は、山田涼介演じる主人公の幼なじみ・小林翔太を演じた村上虹郎へ独占インタビュー。同世代が揃った撮影現場でのエピソードから、私服へのこだわりなどのプライベートな話まで語ってくれました。

■今回、演じてみて感じたことは?
村上虹郎(以下、村上):東野圭吾さんが描いた物語の中の一部になれたことが幸せでした。今回、初めて東野さんの本を読ませて頂いたのですが、とても面白くて物語に惹き込まれていきました。僕は、実写化の作品で原作があるものでも、混在しないように原作を読むこと・読まないことがあるのですが、脚本を頂いたら原作の内容は忘れるようにしています。映像化するということは、それぞれ味のある俳優が揃って物語を一からつくっていくので、原作とは違う作品として演じました。

記者:演じるにあたり、意識したことは?
村上:僕が演じた翔太は、幼い頃に養護施設「丸光園」で育った少年なのですが、幼少期に何があってそこにいたのかというバックグラウンドは劇中では描かれていないんです。原作にも脚本にも描かれていないのでどういう風に彼がこれまで生きてきたというのを、監督が思う翔太像と話し合って一緒に作り上げていきました。

記者:翔太との共通点は?
村上:冷静に客観的に物事を見ている性格が似ていると思います。翔太という人物は僕の一面でもあるので。直感的に後先を考えない所もありますし、思慮深く考えるタイプでもあるんです。理想主義でもあり、現実主義でもある難しいタイプです。(笑)

■「ナミヤ雑貨店」が実在したら何を相談する?
村上:僕は基本的に深く悩まないし、人に悩みを相談しないんです。「今日の夜ご飯何食べようかな」とか「これから俳優としてどうしようかな」など思うことはありますが、悩んだら自分で考えて答えを導きます。

記者:逆に相談を受けることは?
村上:女の子から恋の相談をされたことはあります。女の子の気持ちは全然分からないので、頑張ってどうにかアドバイスをしたことはありました。(笑)

■同世代が揃った現場でのエピソードを教えて!
村上:幼なじみ役であった山田くんと寛 一 郎くんとの現場がほとんどでした。新田真剣佑くんや芳根京子さんなど僕と同じ年代で活躍している俳優の方々も多いのですが、寛 一 郎くんも同い年で、性格は全然違うのですが、本当の幼なじみのように馬が合う存在でした。また、違う作品でも会いそうな気がしています。山田くんは同世代ですが、この業界では大先輩で、主演として山田くんがずっと引っ張っていてくれたので集中できる環境をつくってくれて感謝しています。

記者:山田さんとは激しいもみ合いのシーンも?
村上:部屋の中という狭い空間での撮影だったので、殴られて受身を取った時に僕が誤ってガラス戸に当たってしまったんです。そしたらガラス戸が僕の上に倒れてきてしまい、撮影を一時中断して、皆さんが心配してくれました。少し痛かったのですがケガもなく、あのシーンを使ってほしかったです…。(笑)脚本にはなかったのですが、山田くんも自然と目から涙がこぼれた迫真のシーンが撮影できたと思います。

記者:西田敏行さんとはどんなお話をしましたか?
村上:残念ながら同じシーンがなかったのですが、大分での撮影現場に西田さんがサプライズで来てくれたんです。冬の夜の寒い中、「見に来たよ」って僕らの撮影を見守ってくれていて、とても温かい人柄で素敵な人だと思いました。嬉しかったです。

SNSでのファッショナブルなイメージが強い、彼のプライベートは…?

■私服へのこだわりは?
村上:着やすい服を着ています。なかなかサイズが合わないので、自分で生地を買ってニュアンスをデザイナーさんに伝えて洋服をつくってもらうこともあります。ここ数日は、下駄を履いて、ジャケットを着ています。少し前は雪駄にハマっていました。

記者:新田真剣佑さんも雪駄にハマっていると言っていましたね!
村上:去年は、『仰げば尊し』のメンバーと出た番組で浅草の雪駄のお店に行きました。普段からファッションの情報交換などはしないで、僕自身は着たい服を着ています。

■これから作品を観る人に向けてメッセージを!
西田さんが出演されていることだけで、絶対観るべきだと思いますし、東野さんの原作が面白いということにまずは乗っかってほしいです。物語から素晴らしい作品に出会うことは貴重で、俳優・音楽・監督すべて素晴らしい作品だと思っています。

 

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手紙についての思い出を聞くと、「昔は担任の先生に書いたり、好きな女の子にも書いたことがあります。手紙を頂く機会は、ファンの方からファンレターを頂いたり、母親から何度かもらったことがあります。最近は手紙を書く機会も減ってしまい、時代はSNSなんですかね。」と話し、だからこそ、心に沁みるものをこの作品には感じると語った。
過去と現代、時代を超えて繋がるそれぞれの想いが、交わることのないはずの登場人物たちの人生を変える、奇蹟の“一夜”へとつながっていく様子が描かれる。優しい奇跡の物語をぜひ劇場で目撃してみては。

 

Information

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
9月23日(土)全国公開

2012年。幼馴染の敦也、翔太、幸平の3人は、ある日夜を明かすため1軒の廃屋に忍び込む。そこはかつて悩み相談を受けることで知られていた「ナミヤ雑貨店」。今はもう廃業しており、自分たち以外誰もいないはずの店内に、突然シャッターの郵便口から手紙が落ちてくる。なんとその手紙は32年前に書かれた悩み相談だった。敦也たちは戸惑いながらも、当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書く――。次第に明らかになっていく雑貨店の秘密と、相談者たちと敦也たちの共通点。彼らがこの雑貨店に忍び込んだのは偶然ではなかったのかー?そして、敦也たちがある人物からの"最後の手紙"を受け取ったとき、彼らの運命が大きく動きだす。隠された繋がりの謎が明らかになる時、思いもよらない感動と衝撃のラストが待ち受ける。

原作:東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』角川文庫刊
出演者:山田涼介 村上虹郎、寛 一 郎、成海璃子、門脇麦 林遺都、萩原聖人 尾野真千子 / 西田敏行
監督:廣木隆一 脚本:斉藤ひろし
配給:KADOKAWA/松竹 (共同配給)
公式サイト:http://namiya-movie.jp/
(C)2017「ナミヤ雑貨店の奇蹟」製作委員会