梅沢富美男、がんリスク「C判定」明かす 故・今井雅之さんとの約束とは……? - girlswalker
  1. girlswalker
  2. エンタメ
  3. 梅沢富美男、がんリスク「C判定」明かす 故・今井雅之さんとの約束とは……?

梅沢富美男、がんリスク「C判定」明かす 故・今井雅之さんとの約束とは……?

歌舞伎俳優・市川海老蔵さんの妻で、フリーアナウンサーの小林麻央さんが乳がんでこの世を旅立ち、もうすぐ1年を迎えようとしている。麻央さんが残した数々の勇気あるメッセージは、定期的ながん検診や「セカンドオピニオン」への関心を寄せ、早期発見の大切さを改めて広めることとなった。
若い女性のがん羅患率は、他の年代と比べると決して高くはないものの、20代では男性の約1.7倍、30代では約2.6倍の確率であることがわかっており、早期発見の重要性は声高に叫ばれている。

俳優・今井雅之さん(享年54歳)も早期発見の大切さを身を呈して発信した一人だった。

今井雅之さん

今井さんが大腸がんで死去してから3年が経った2018年5月28日(月)、「故・今井雅之さんをしのぶ会」が都内で開催され、一般社団法人「先制医療推進機構」の親善大使に就任することが発表された。

故・今井雅之さん「先制医療推進機構」の親善大使に就任

一般社団法人「先制医療推進機構」は、先回りした検査によって、まだ病気になっていない人の発病を未然に防ぐ、または重篤化するのを防ぐ事を目的に設立された団体。今井さんが訴え続けた早期発見・がん検診の大切さと共感するところがあり、今井さんの妻である今井協子夫人の協力のもと、今回の親善大使就任が実現した。

イベントには、今井さんと親交が深く、今井さんががん公表後もコメンテーターとして最後まで出演し続けたバラエティ番組「バラいろダンディ」(TOKYO MX)でも共演していた俳優・梅沢富美男さんと、同番組司会を務めている阿部哲子アナウンサーが登壇。今だからこそ話せるエピソードを初めて語った。

imai014

3年を経てなお残る、今井さんのメッセージ「生きようよ」

今井さんとは約20年前にドラマ共演をして以来の付き合いがあったという梅沢。亡くなった後に親善大使就任というのは異例だが、「死んじゃったら、最初はテレビでも放送するけど、その後はだんだん、消えていくでしょう。そんな中で3年経って、今井くんのこのメッセージが出せたというのはすごく嬉しい。彼が残した功績っていうか…やっぱり、彼のインパクトが強かったんでしょうね」と語り、『がんなんかで死ぬな』『生きて、生きて、生きまれくれ。生きようよ。』と力強いメッセージと共に微笑む今井さんのポスターを愛おしそうに見つめると、「こういう顔だったんですよこいつ。やんちゃ坊主で……」と微笑んだ。

imai03

梅沢が明かす、がん発覚1ヵ月前の武勇伝エピソード

今井さんががんを最初に告白した相手も、梅沢だったという。当初は医者に腸の風邪だと言われたものの、その後も回復せずまた診てもらうと、既に末期だったと明かされたことを初めて語った。
その告白の1ヵ月前には、旅番組のロケで温泉地を共に巡ったそうだ。スタッフが川で溺れかけた際、今井さんがいち早く飛び込んでスタッフを引き上げたという、今井さんらしい武勇伝エピソードも。その夜はスタッフが頑張ってくれたからと今井さんが音頭を取り、旅館で大宴会を繰り広げた。梅沢は「旅館の酒を全部飲んだんじゃないかというくらい飲んだ。変わった様子は何もなかった」と賑やかな思い出を懐かしみながら、今井さんの様子を振り返った。

imai07

がんに侵された今井さんが梅沢に迫ったある約束

今井さんのがん発覚後、梅沢は、今井さんからあるお願いをされたことを明かした。それは、がん検診を受けることだった。「先輩も病院にいって検査してください。必ず行ってください。僕との約束ですよ。(いかなかったら)先輩と付き合いませんよ」と迫る今井さんに押され、医者嫌いだった梅沢も重い腰をあげ、がん検診にいったという。検査では腸にポリープが3つ見つかり、すぐに切除手術を受けた。切除したポリープは悪性になる一歩手前だったそうで、「今井くんに言われなかったら、今頃ここにいなかったかもしれない。命を救ってもらった」「自分で知るってことが大事なんだなと教わった」と、真剣な表情で訴えた。

imai05

今井さんはがんに侵されながらも、最後まで梅沢と共にコメンテーターとして「バラいろダンディ」に出演し続けた。CM中にはうずくまり、CM明けはスタッフが介抱しながら椅子に座らせるまで、画面には映さないようにしていたことが何度もあったという。梅沢が「辛いだろうから休めよ。MXなんてあってないようなテレビ局なんだから」と冗談交じりに伝えるも、今井さんは「先輩と阿部ちゃんと3人でやるのが好きなんですよ。だからやらせてください」と続行したという。梅沢は「風船がしぼんでいくように、どんどん痩せていく今井をみて辛かった」と当時を振り返り、悲しみの表情を浮かべていた。

imai

がんリスク評価でC判定の梅沢 「来週がん検診にいきます」

今回、イベント登壇にあたり、先制医療の取り組みの1つであるがんリスク評価を受けた梅沢。「半信半疑だった」というほど簡単な尿検査のみで、がんのリスクがA~Dの4段階でわかるというもので、梅沢は2番目にリスクが高いC判定だった。「(採って送るだけで)自分でわかるというのが凄いなと。検診は待ち時間も長いし、イライラして逃げたこともあるけど」と笑いを誘いながらコメントしつつ、「自分でわかったら『よし、このままじゃダメだから行ってみよう』と行動できる」とし、来週がん検診にいく予定だと明かした。

imai011

「彼はがんにリベンジした」今井さんへの想い

今回のイベントについて、梅沢は「当時色々囲み取材でも個別でも今井くんとのことを聞かれたけど、絶対に言うのやめようと思った。花にもなりませんから。だって彼は死んでしまったから。打ち克ったならいいけど、負けてしまったんだから」と悲痛な想いを明かしつつ、「ただ今回は、彼はそういうものに打ち克った。ガンにリベンジしたんだと思う。『こうしたら早期発見できるよ、だからみんな検査しようよ』というメッセージを発信したんだと思います。だから当時のエピソードを皆さんに今日話しました」と、今井さんへの想いを力強く語った。

若い女性の利用も増加 がんリスク評価サービス

一般社団法人「先制医療推進機構」を立ち上げたプリベントメディカル株式会社の代表取締役久米慶氏によると、昨今の乳がん報道の影響もあり、若い女性のがんリスク評価サービス利用は増えてきているという。同サービスは、子宮頚がんや乳がんを含む全身のがんリスクが検査でき、高リスクの結果が出た場合は、提携の病院で最大20万円までのがん検診を無料で受けることもできる。今後は女性向けのサービス商品も企画検討中とのこと。

s-main

最近では、元SKE48メンバーの矢方美紀さんが乳がんによる左乳房全摘出とリンパ節切除の手術を受けていたことが明かされたのも記憶に新しい。幸いにも、早期発見だったため一命を取り留め、先日自身のラジオ番組収録で仕事復帰を果たしている。矢方さんは、現在25歳。“ありえなくはない事態”に備えて、一度自身のカラダと向き合う機会を設けてみてはいかがだろうか。

Information

がんリスク評価の詳細はこちらから。
がん予防メディカルクラブ「まも~る」

この記事を気に入ったらシェア!

関連記事

カテゴリ

連載・特集

江戸川区特集サイト

都心からアクセスも良く、自然がいっぱい!「江戸川区」の魅力を発信!

タロット占い

気になる恋の行方は?さまざまな恋のお悩み本格的タロット占いで解決!

gw-souken

読者のリアルな声からトレンドを読み解く『girlswalker総研』

ピックアップ

新着

TGC24SS TGCkumamoto2024 TGC Premium TGC CARD lifestylewalker beautywalker