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劇団EXILE・青柳翔、時代劇ならではの作品作りに感銘

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EXILE HIRO初プロデュースの話題作、映画『たたら侍』ついに公開!昨年開催されたカナダ・モントリオール世界映画祭で最優秀芸術賞を受賞!さらには、本年も数々の映画祭より多数受賞というように世界中からの熱い注目を集めている。本作は主演に劇団EXILEの青柳翔、ほか豪華俳優陣が脇を固め物語を盛り上げ、作品の質に深みを加えた。

そんな中、主演を務め伍介を見事に体現した青柳翔さんのインタビューが到着!役や作品に込められた多大なる想いや、共演のAKIRAさん小林直己さんについて教えてくれました♪

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すべてから逃げた僕に残された宿命―
英雄でも戦士でもない。真の侍たちの姿がここにある。

 

■“たたら吹き”の仕事とはどういうものなのでしょうか?
A:日本刀を作るには玉鋼(たまはがね)という純度の高い鉄が必要となります。それを作るため奥出雲に古来から伝わっている製鉄技術が〈たたら吹き〉なんです。本編でも実際の〈たたら〉で3日間ほど撮影しましたし、その前にも〈たたら〉がどういうものなのかを体験させていただいたりしました。その時に実際に言われたのはとにかく「炎に立ち向かえ」ということでした。その熱さに耐えて立ち向かった者だけが作ることができるのが玉鋼。劇中で作られていた玉鋼は本当に質の良いもので、それがあればまちがいなく良い刀ができる。その刀は1000年錆びないらしいんですが、まさに質の高さの証明でもあります。

 

■演じた伍介はどんな人物だと感じましたか?
A:最終的に斬らないという信念に達するまで成長していく様を見せることが、伍介を演じることだと解釈していました。村を守りたいという想いから侍になることを決意する男ですが、とにかく何度も何度もいろんなところで失敗する人物なので、演じるのはとても難しかったです。演じやすいかどうかと聞かれたら、正直演じにくい役でした。でも、演じやすいのが良いわけではないと思いますし、逆に難しい役だからこそ、いろんな人に話を聞いたり相談しながらできたので、自分にとっては貴重な経験になりました。

 

■伍介というキャラクターのどういうところが魅力的でしたか?
A:家族や親友を殺されたりしたら、ある意味では復讐を考えるのが自然なのかなとも思います。でも、伍介はそういう選択をしなかった。そこが素晴らしいと思っています。失敗なども重ねつつ、でも斬らずにいようとするのは、彼のちょっとした強さなのかもしれないと思います。

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■映画で時代劇に挑むのは初めてですか?
A:映画では初めてになります。なので、まずはいろんな時代劇を観ることから役作りをスタートさせました。その上で言葉はどうなのか、所作はどうするのかなど、他の方にも相談しつついろいろ考えましたが、結論としては所作などにはあまりこだわらりすぎず、心の動きに着目していこうと思ったんです。所作などについて言えば、実際当時生きていた方はいないわけですし、正確なことはわかりません。であれば、自分が正しいと思ったことを堂々とやることが正解につながるのではないかという結論に至って演じてみました。

 

■勾玉の首飾りをかけていたりと、衣裳も今までの時代劇にはない感覚を受け取ったのですが?
A:衣裳はEXILE を始めアーティストの衣裳も手がけるLDH apparelが担当してくださっています。だから、今までにはなかった時代劇の服を着てチャレンジすることができました。例えば、伍介の服はデニムのような生地を加工して作っているんですが、カスリと呼ばれる生地が出雲地方にはあるんです。そういった布から作った衣裳に、着古したようにダメージ加工が施されていたりしたんです。だんだん肌になじんでくるから愛着も湧きましたし、衣裳的には自分が着ていたものがとにかく一番好きでした。草鞋などは逆に動きづらくて何度か草履自体が切れることもありました。手足や顔の汚しなども丁寧にしていただきました。

 

■『たたら侍』に関しては役作りで何かした意識されたことはありますか?
A:一番よくやっていたのは、木刀を振ることでした。伍介がやっていたことであろうことをやりたかったんです。美術の方が1本の木から作ってくださった木刀だったのですが、手に馴染ませたかったし、愛着を沸かせたかったので常に持っていました。僕の場合、特にアクションが多かったわけではないので、殺陣師の方に基本の型を習ってそれをとにかくやっていました。
■ご自分からアイディアを出されたりもしましたか? 例えば台詞を変えてみるとか。
A:語尾程度ではありますが、そういうお願いはさせていただきました。あと、監督はより良い脚本にするために、ギリギリまで台詞を直される方なんです。だから、現場でいろいろ求められることも多かったんです。時には撮影稿を現場で渡されることもありました。でも、1シーンを本当に大切にする現場だったので、ありがたい環境でした。

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